【DAY3】①Skogskyrkogården森の墓地

〔今日の天気予報〕
最高気温は2度、最低気温は-2度
晴れ時々曇
体感温度-6度

さぶい!
てか、ぜんぜん晴れてないw

今日行くところ

Skogskyrkogården
スコーグシュルコゴーデン

舌をかみそうな名前だけど、
そのまま森の墓地という意味のスウェーデン語です。

アスプルンドという人が設計した共同墓地で1994年に世界遺産に登録されてます。
昨日行った図書館の建築家です。

墓地が世界遺産って???って感じかもしれませんが
雑誌か何かでこの森の墓地の風景を見た時、
ずどーーんと胸の真ん中うちぬかれて
いつか行きたい、と思ってました。

だから、寒かろうが向かいます!
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池も凍ってる。

「人は死ぬと森に還る」というスウェーデンの死生観を表し、弔問客らの悲しみを癒すことが出来るよう、詳細までよく考慮された作りになってるそうです。

Skogskyrkogårdenは今でも普通に火葬や埋葬がされてる墓地で、この日も火葬が行われてました。
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エントランスから大きな十字架が見えます。
道標のよう。

夏の間は、ビジターセンターやカフェも開いてて、礼拝堂の中を見学できたり、ガイドツアーで案内してもらえたりするのだけど、冬期はクローズしていてほとんど誰も居ません。

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瞑想の丘を眺めながら歩く。
ほんとに心が静かになる。
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何千ものお墓に書いてる名前を見ながら
アスプルンドもここに眠ってるんだなーと思いながら、広い墓地の中をてくてくとさらに歩く。

ふと気づくとあっというまに1時間たってる。
凍えるw
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森の礼拝堂
三角屋根がかわいい。

礼拝堂へ入るドアの上には、”次はあなたの番”と書かれてるそうです。
これは遺族の人に、”死は避けられないものだから、そんなに悲しまないでいつか天国でまた会える日が来る”みたいな意味だそうです。

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静寂なランドスケープ

この墓地には、あたたかさと優しさが潜んでるなぁと感じました。ものすごく居心地がよくていつまでもいられる。

とは言え体も冷えてきたのでぼちぼち帰ろうと十字架を背に来た道を下っていくと、木の手入れをしてる人が追っかけてきて、呼び止められました。

「もし君がチャペルの中見たかったら、鍵開けて見せてあげれるよ。」



なんですと‼︎

もちろん、
YES!!!と大きな声で答えました。

まじですか⁉︎
Amazing!!!

鍵を開けて中には入れてくれるだけかと思ったら
そのおじさんがいろいろ説明しだしてくれました。

この墓地はあらゆるところに「8」にまつわる数字が潜んで使われてるとのこと。

8ステップの階段
柱の石の数
窓の数
ライトの数
瞑想の丘の入口から出口までの距離
ここの数とここの数を足したら、とか
他の詳細なところにも全てに意味があって作られていると

8は、Infinity
無限を表します。

他にも
円形のもの
角のないやわらかな曲線
ほんとにシャープさをどこにも感じさせません。

ドアの取手の角度、椅子の形などなど
あらゆるところが心の動きに寄り添うように
徹底して考慮されて設計されている。

私が入れてもらったのは、
森の火葬場のとこにある礼拝堂で
その中の東の壁には大きな壁画がありました。
その絵の中心には船が描かれてて
西側は出入口になってます。
太陽と同じで東から昇り西へ向かう
その出口は翼がどうだかとか言ってられました。

絵のテーマは"live, die, live"
生まれて死んでまた生まれる
生命の循環だと

きっとこの墓地全体がそれを表してるんだと思います。

そして最後にアスプルンドのお墓を教えてくれた。
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大きな十字架の近くにありました。
こんなとこに!
発見できずに去るところでした。

アスプルンドってよく知らないけど、
きっと細かくて真面目でものすごく優しい人だったんじゃないかなと思います。

このおじさんは25年ほど森の墓地で働いてるんだそうです。
日本人だよね?と言われて、うんと答えるとやっぱりね、と笑顔でした。
少なくとも日本人に悪印象を持ってなかったことだと思うのですが。日本人で良かったです、ほんと。

お墓だけ散策して帰るつもりが、中に入れてもらえて、ほんと幸運でした。話してる時、Welcome to stockholmと言ってもらえたのもすごくうれしかった。

アスプルンドの死への哲学と込められた思いやり。墓地を歩き回って身体で感じてたことを、建物の中に入って空間でも感じられて、言葉でも説明してもらえて、ほんとに良かったなと思います。

唯一知ってるスウェーデン語"Takk!!!"を伝えてバイバイしました。

私は、人が死ぬって当たり前のことが痛いほどわかってると同時にどこかで受け入れられてないのかもしれなくて。でもだからと言って急に死ぬことは悲しいことじゃないって簡単には思えないけど
これから誰かを亡くしたり自分の死と向き合う時、きっとこの場所のことを思い出すだろうと思います。
そして悲しみながらも温かい気持ちになるんだろう。


今回の旅でいちばん来たかったのがここなので、
この冬の時期に旅に来るのはどうかなーーーと考えたんだけど(ガイドツアーもやってないし)
冬には冬のよさがあり、この美しい建築というかランドスケープを体験できて、来てみてよかったなと思います。

おじさん、ほんとーにありがとうございました。
TAKK!!!!!

いつか夏の日にも来れたらいいな。
その時このおじさんに会っても一度お礼を言いたいです。


そう言えば、ホテルの部屋はNo.8018だった!
1つ1つの数字を足しても"8"だ。
"∞" infinity !





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by snow-ocean-moon1 | 2016-02-13 07:30 | Travel

日々の記録とか、覚えておきたい記憶とか。。。


by snow-ocean-moon1