Synesthesia

高木正勝/原田郁子"with pianoV"に行ってきた。
今は使われていない小学校の講堂(元・立誠小学校)にピアノを2台並べて演奏というか、インプロかな。
その場でなんとなく曲つくったり、観客も一緒に参加したり。
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わたしは音を聞くと色が見える。
これは、Synesthesia(共感覚)というらしく、複数感覚が混合することで。
聴覚刺激から視覚の刺激を受けるわたしみたいなのから、
文字に色が見える人。形に味を感じるひと。もいます。

私が見えるのはこんな感じ。
ド→赤
レ→黄
ミ→オレンジ
ファ→黄緑
ソ→青
ラ→茶・紫
シ→薄灰・白銀
(見える色もだいたい共通してる人もいれば、全然違う色が見える人もいるらしい。)

コードになると、単色ではなく、色調というか、透明度とか、スモーキーっぽいとか、なんとなくこんな感じとか、質感みたいなものを感じたり。
で、曲になるとその絵は動き出す。時もある。

曲になると、やっぱり音がいっぱいで複雑になるから、ボーッと聞いてると、曲全体のイメージとか、過去の記憶とかとごっちゃになり、音の色を見てるのかよくわからなくなる。
(人は音楽を聞く時過去の記憶と意外性により認識し好き嫌いをするらしい。)

だから、私の場合は、曲になると見ようと意識しないと見えてこないことが多い。自分の中を凪にして、中心にスーッと入れると、脳内に映像が広がる感じ。たぶんそこまで感覚の精度は高くないからだと思う。共感覚者に高い確率で備わっている絶対音感も、わたしはない。
(なんとなく音感しかない。笑)

高木正勝の映像を初めて見た時、
この人絶対に共感覚持ってる!って思った。

彼の音を聞いて、彼の作る映像とまったく同じものが見えるわけではないけれど、
聴覚とか理論だけで音を作っていない感じがすごくした。

この人はたぶん、単純に音に色が見えるだけじゃなくて、
自分の見た風景や皮膚が感じた空気も繊細に音にできるんだと思う。

先日のLIVEでは、おうちでまったり曲つくってますみたいなゆるい感じだったんだけど、
真剣にピアノに向かうと、彼の感覚から紡ぎだされる音の粒が彼の中からぐわーっと立ち上る。
Pureな音が重なり洪水となって色彩があふれだす。
ほんとうにいきいきとした映像が見える。
彼の見る世界はこんなに美しいのかと。

彼は、一粒一粒の音をとてもきれいに奏でる。
一音の純度が高い。
だから、中途半端な感覚しか持たないわたしにも映像が見えやすいんだと思う。

共感覚を持つ人と持たない人がいると知った時、脳とか神経系のエラーなんじゃないかと思ったけど、
2~3歳まではみんな持っているんだって。
で大人になるにつれ、だんだんなくなっていくものらしい。

赤ちゃんのころは、匂いも色も音も触覚もごっちゃまぜの世界に生きているわけだ。

子供の頃の記憶はもうないけど、遠い記憶を辿ると、
自分の周りの世界は、現実と夢の境がないというか、
今よりヴィヴィッドで圧倒的で迫力があったような気がする。
それは単に経験値の違いというだけではなく。

例えばお母さんが「それやっちゃダメでしょ!」って何気に発した言葉は、
大人は単に聴覚刺激としてだけ受けとるけど、
小さな子供は、その言葉と共に蠢く色も一緒に感覚として受け取ったりしてるってことだ。
そりゃインパクト大きいよなぁと思う。

人間って人の脳ってほんとうにすごい。
未知だ。

そして、高木正勝の音楽や映像に触れると、わたしは、“うれしい”と感じることがよくあって、それはもしかしたら、幼い頃に感じていた感覚、世界はこんなに色や動きや音にに溢れているんだということを、自分の生命力と相まって感じる喜びを思い出すからなのかもしれない。

というわけで。。。
高木正勝の『girls』です。
彼はお隣の亀岡市に今も住んでられます。
わたしも子供のころ住んでいた亀岡!
親近感がわく~。

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by snow-ocean-moon1 | 2012-01-31 18:58 | DAYS

日々の記録とか、覚えておきたい記憶とか。。。


by snow-ocean-moon1