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幸島

突然ですが、芋洗いするサルって知ってますか?

『ある日、一頭のサルがイモを洗って食べ始めました。
次第に他のサルも同じような行動を取るようになり
その数が100匹を超えた時、その行動が群れ全体に広がり、
さらに場所を隔てた猿の群れでも突然この行動が見られるようになった』

という話です。お聞きになったことあるかもしれないですね。

宮崎県の「「幸島(こうじま)」というところが、この<百匹目の猿現象>発祥の地なのですが、泊ってた宿の真向かいにありました。行くまで知らなかったけど。

宮崎県の南の端 “串間市”の“市木”というところで
海と山に囲まれたて園風景が広がる、、、と言えば聞こえはいいですが、いわゆる限界集落です。でも本当に美しい場所。

宿から徒歩1分のところに石波海岸があり
日南海岸国定公園に指定された、透明度が高くとてもキレイな海で
そこから野生の猿が住む無人島の幸島が見えます。

京都大学野生動物研究センターがあり、霊長類研究者達が多く訪れるそうで、
滞在中にもスペインから研究に来ている方(超美女!)とお会いしたりしました。
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宿にかかってたこの写真
幸島の野生猿の研究の第一人者“三戸サツヱ”さんです。
研究所ができる前から幸島のサルを観察し続けた地元の方です。
2012年に97歳で老衰のため亡くなられたそうなのですが

この写真がすごく良いなーと魅せられて
この土地や彼女のことを知りたくなり
遅ればせながら帰ってきてから読んでいます。
幸島_a0167912_15265070.jpg
なかなか感動します。サルの生態。
私あまり動物得意ではないのですが、
長年群れを率いてきたボスザルが亡くなるところでは本気で泣く。
子どもの頃に読んでたら、動物と触れ合うことにもっと喜びを感じてたかもー。

ちなみに、100匹目のサル現象は、生物学者のライアル•ワトソン氏の作り話らしいのです。芋洗いをするサルが出てきて世代年齢を超えてその群れで文化として伝わるまでは事実ですが、遠くの同族にも伝播するってところが創作らしい。

『ある行動、考えなどが、ある一定数を超えると、これが接触のない同類の仲間にも伝播する』というのは、潜在意識の深いところでは繋がってるという考えも心理学ではするので、あるかなーと思うのですが、科学的じゃないと言われるんですかね。

ま、そんなことはどっちでもよくて
猿が暮らす幸せの島「幸島(こうじま)」
Happy Islandですよ!

今回は、時間なく渡れずだったのですが、
次ぎに来るときは、ぜひ行ってみたいです。

奥に見えるのが幸島
左の浜辺に居るのはサルっぽいですが、貝殻を拾うわたしです。
幸島_a0167912_15265067.jpg








by snow-ocean-moon1 | 2017-02-27 22:17 | 瞬間日記

日々の記録とか、覚えておきたい記憶とか。。。


by snow-ocean-moon1